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雅司 「いきなりすいません。仕事中でしたか?」
拓哉さんは高校にはいかず就職を選んだ。
拓哉 「いや、今日は休みだよ。それより相談があるんだろ?言ってみろ」
雅司 「はい・・・」
僕はこの合宿中のことを全部話した。
愛理ちゃんと瀧のことはもちろん、告白されてどのくらい悩んでいるか・・・
できればどっちを選べばいいか、答えが欲しい。
拓哉 「ほぅ。そんなことがあったのか。モテモテだな。雅司は」
電話越しだがニヤニヤしながら言っているのがわかる。
雅司 「なんですか、それ・・・・・・やめてくださいよ・・・」
拓哉 「ははは。悪い悪い。で、お前は愛理って娘と付き合う気なのか?」
雅司 「いえ、かなり悩んでるんです。どうしたらいいかわからなくて・・・・・・」
拓哉 「お前はその子のことは好きなのか?」
雅司 「多分・・・好きです」
拓哉 「なら付き合えよ。問題ないじゃないか」
雅司 「でも・・・他の子はどうなっちゃうんですか?」
確かにここで愛理ちゃんを選べば楽になるかもしれない・・・
でもそうしたら瀧の気持ちは?
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