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雅司 「僕なら1人で大丈夫だけど?」
心配してくれるのはありがたいけど
下手に気を遣わせたくない。
鈴 「その・・・やっぱり1人では寂しいでしょうし、私も雅司様とお話しもしたいですし・・・」
何やらモゴモゴ言っている。
雅司 「そう?気を使ってくれてるならごめんね?」
鈴 「あ、いえ、私が勝手に付いてきただけですから・・・・・・」
食堂に着いた。
机の上にラップのかけてある夕飯があった。
雅司 「食堂の人、わざわざ残しておいてくれてたのか・・・」
誰もいない食堂の椅子に腰掛け、一口食べてみる。
大分冷めてる・・・・・・。
でもお腹減ってたから
おいしい
鈴 「・・・・・・」
雅司 「・・・・・・?」
西郷寺さんが僕の顔をずっと見つめている。
雅司 「・・・どうしたの?僕の顔に何かついてる?」
鈴 「・・・いえ・・・・・・」
少し間を置いた。
鈴 「良い顔に、なりましたね」
雅司 「え?」
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