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    「お~い、そこのぼく~」        『え?』         いつものように1人で小学校から下校していると、突然声をかけられた。         声のする方へ振り向くと、そこには2人の男が立っていた。         1人は金髪のツンツンで背が高い。         もう1人は坊主にすっげぇ剃り込み。なんかアルファベットで『ASIA』って書いてある……。       しかも全身真っ黒でダボダボな服を見事に着こなし、ゴツさは満点。         『どうみても悪そうなんだけど……』         俺にとって初めての経験だったため、心臓がバクバクいって落ち着いてはいられなかった。         金髪「ちょっくら俺達の相手してくんない?丁度いいサンドバックが無くて困ってたんだわ~。」         俺は本気でヤバいと思い、思い切って逃げ出そうとした。         だがもう1人の剃り込み野郎が行く手を塞ぎ、囲まれてしまった。         『やべぇ……どうしよう……』         そう思ったその時…             ?「おめぇら何やってんだ!!」  
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