始まりの朝

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  家を出た俺は、歩いて5分ほどの所にある、一件だけ飛び出して見える程でかいお屋敷の前に来た。         ピンポーン♪         チャイムを鳴らす。           「は~い。」         インターフォンからは聞き慣れた女性の声。           『おはようございます。清沢です。』         「あら、飛鳥くんね。すぐに行くと思うから待っててね♪」         しばらくすると、屋敷の玄関から髪を茶色に染めた1人の少年が出てきた。           「よっ、アス!おぉっ、早速頭気合い入れて来たな。」       『そういうお前もなかなか目立つじゃん。トシ!』    
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