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「いいや、帰り道がわからなくてもきっと宝箱とか見つかるはずよ!」
リーダはもう冒険者気取りです。
「な、なにそれっ!?ぼくたち帰り道探してるんだよね?」
カストはこの世の終わりを告げられたような表情を必死にお姉さんに見せます。
「まぁね~でもさ、せっかくダンジョンに来たんだから宝箱開けてみたいし~」
「そ、そんなぁ」
思ってもみなかった言葉にカストの光は嵐のときの雷のように変貌してゴロゴロピカーン!と絶えず鳴り響きます。
「ところでカスト~聞きたいことがあるんだけど…」
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