漢王朝の退廃

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2世紀末、当時の後漢王朝は、内部の抗争によって廃敗し、その権威は失墜していた。 国士は荒廃し、田畑を失い流浪する民衆は、張角の唱える太平道に救いを求めた。太平道の救祖である張角は『蒼天己に死す、黄天当に立つべし、歳は甲子に在りて、天下大吉ならん』という言葉を広め、民衆の間に反朝延を気運を高めていった。 そして、184年、張角は天下取りへと乗り出す。自らを『大賢良師』と称し、奇跡を起こして信徒を増やしていった。 彼等は頭に黄色い布を巻いており『黄巾賊と呼ばれるのであった。 ここ黄河の川を眺めている若者がいた。
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