背中合わせ/了雲

2/4
前へ
/7ページ
次へ
君と僕は正反対 正反対だからそりゃあ気も合わないだろうね でもさ、 正反対だからこそやっていけるんじゃないかな *背中合わせ* 「雲雀!」 「…何?いきなり大きい声出さないでくれない?」 休み時間、雲雀は一人でゆっくりしようと学校の屋上へとやってきたのだが… なぜ気付いたのかいつの間にか笹川が来ていた。 「雲雀!!」 「だから何?僕はゆっくりしたいんだけど…これ以上うるさくすると咬み殺すよ…」 チラっと隠していたトンファーを見せたが得に笹川は動じていない様だ 「今は休み時間だぞ!!」 「わかってるよ。だからゆっくりしたいのさ…用があるならさっさと言えば」 「なぜみんなと校庭で遊ばん!」 …は?馬鹿なのかこいつ… 「僕は群れるのが嫌いなんだ。無償に咬み殺したくなる…用はそれだけ?」 「一緒に校庭で遊ぶぞ!」 「…いい加減にしてくれない?僕は静かにゆっくりしたいって言ってるんだけど。君達と幼稚な遊びする気なんてない」 殺し合いする時は呼んでよ そう言って雲雀は目を閉じた →
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加