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「…ん…」
どのくらいたっただろうか、雲雀は自然と目を覚ました
日の位置からするともう午後の授業が始まっている頃だろうか
まぁいいか…
再び寝ようと寝返りを打つ
「………」
たまにむにゃむにゃ寝言を言いつつ眠る笹川の姿
…まさかあれからずっといたの?こいつ
立ち上がった雲雀は軽く笹川を蹴った
「うおっ!!!…雲雀!蹴るとはなんだ!」
「なんだじゃないよ。君ここで何してるの」
「何って寝ていたに決まってるではないか!」
「…そうじゃなくてなんで寝てるのか、が聞きたいんだけど」
「それはお前が寝ていたからだ!」
…やっぱり意味わかんないなこいつは
「あのさ、もう僕に付きまとうのやめてくれない?君のためだと思うよ」
そうだ、根本的に僕達の関係は間違っている
元々違う世界の人間なのになぜこいつは僕に付きまとうのだろう
僕なんかにかかわってもしょうがないのに
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