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―…居間にて
ムシャムシャムシャムシャ
パンを口いっぱいに頬張りながら次の食べ物とコップを手にしようとするリィ
バリバリ
ガツガツガツガツ
皿まで食べる勢いでがっつくゆうり
ラピュタに出てくる海賊並みの食べっぷりだ
居間には2人が食べている音が盛大に響いていた
…しかし残念ながら2人のお食事タイムはそう長く続かなかった
ヴァシリが帰ってきたのだ
パタン
!!
いつもの見慣れた光景--狭すぎず、広すぎずの空間に白い清潔なクロスをかけた木製のテーブルがある落ち着いた居間--とはかけ離れた惨状がそこには広がっていた
あまりの光景にヴァシリは矯正な顔をひきつらせる
「てめーら何勝手に食って…あっこら!!」
ボカッ
バキッ
2人の頭上に閃光が走る
「手を止めろ!口もだ!!」
ヴァシリが制裁(鉄拳)を喰らわしたのだ
「あのなぁ…少しは自分の立場ってモンを考えろ!!」
(-_-メ
ゆうりとリィの頭には立派なたんこぶができた
ヴァシリの碧の目に赤い炎が見えたのはあながち間違いではないかもしれない
「あっ!2日分の食料が1食で…信じられん!!
今度やったら捨てるぞ!!!」
(-_-メ
ヴァシリが2人に怒鳴りつけたその時、壁に掛かったアンティークの時計が時を知らせた
ポーン♪
「チィ… ミサの時間か」
ヴァシリは真白のオーブを肩に掛け、足早に家を出て行った
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