4012年―グラード国郊外1 [リィ]

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~~~  …僕は馬につける旗を配っている クーデターを起こした釆軍を制圧するため、これから戦にでるのだ 黄色の旗を持ちながら、ふと気付いた。まだ無月さんに旗を配っていない。 僕は旗を持って黒い髪の人物に近づいた 「あのっ無月さん!旗です!!」 両耳に黒いイヤリングをした男性が振り返って微笑んだ 鎖骨まである髪が揺れる 『私は結構ですよ』 おや?と無月が僕の顔を見ながら言った 『貴方は何故ここへ?』 一見優男だが何故か静かな迫力がある… (この人…師匠より強い!) 僕は直感でそう思った 「自身の修行と見聞を広げるためです」 僕が言うと、無月は 『よろしいこころがけですね』 と笑顔で言った 『強さ  能力  そしてカリスマ性』 『あなたなら国を守れる。良い皇帝になれますよ』
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