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ゴチッ☆
鈍い音が寝室に響く
「痛っ!?」
少年が跳ね起きる
「リィ…介抱しているお前が寝るなっつーの!」
(-_-メ
椅子に腰掛けているリィを見下ろして…正しくは睨んで…長身の男性が立っていた
一方のリィはというと、まだ夢心地から冷めないのか、それとも何か考え事でもしているのか、ぼーっと呆けている
その様子に長身の男は溜め息をつく
「大体なぁ、行き倒れて居候のお前が行き倒れを連れてくんな!!」
(-_-メ
「え?だってここ教会じゃー」
「金なんかねーんだよ!」
「偽善活動でもねぇ!!」
「水でも汲んでこいッ」
カーン--♪
タイミングよく教会の鐘が鳴った
本当に聖職者かどうかはおいておいて…人使いは荒い、とリィはヴァシリという名の青年を評価した
「チッ…もうこんな時間か…」
1つに結わいたセミロングの銀髪をなびかせ足早にヴァシリが部屋を出て行く
カラン--♪
カァァン--♪
銅で造られたわりには澄んだ、そしてどこか哀愁の漂う鐘の音が響いた
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