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「‥なあ白、この痣、見えるか?」
俺は手の平を白の前に出した。
白は俺の手を舐めるようにじっと見つめた。
「‥‥‥?どこに?」
やっぱり、予想通りの答えが返ってきた。
「あんな、話せば長くなるんだけども‥‥」
俺は今日あったことをすべて白に話した。
白は俺の話をとても真剣に聞いてくれた。
「ふーん、転入生がねぇ」
いつの間にか、俺と白は洗面所に隣同士で膝を抱えていた。
「おかしいんだよ、智には見えたんだ。愛未にも、」
「愛未‥‥?」
「愛未は愛未だろ」
「‥まぁいいや、」
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