死の臭い

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「とにかく、ごはん食べようよ。ね?」 白は膝を叩いて立ち上がった。 「‥ぉう」 俺も立ち上がろうとしたその時だった。 ドクン ドクン 「いてっ‥」 手が脈打っている。そして激痛が走る。 「‥っぐ」 「お兄ちゃん!?大丈夫!?」 痛さのあまり汗が垂れ、めまいがした。 「はぁ‥はぁ‥ゲホッ」 吐き気がする‥‥‥ 「‥っゲホ」 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。 俺の口からは 赤黒い髪の毛が 出てきた
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