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第三話
10月25日 早朝
めまいがする・・・
目の前には真っ白な世界が広がっている・・・・
ここは天国なのだろうか・・・
ぼやけていた視界が再びはっきりし始めた。
「・・・・・」
ヘルメットが遠くに転がっている。
どうやら視界を失った金髪少女がそのまま突っ込んできたようだ。
「たいした怪我も無いらしい。肩の傷はそう深くも無いので一安心。アーマーに感謝だ」
しかしこの吹っ飛び方から見て、ヘルメットが無かったら死んでいると思いぞっとした。
「あうあうあー・・・」
すぐ近くに金髪少女が倒れているのが見えた。
ヘルメットと思いっきり正面衝突したようだ。
「これを山の中に放置したら死体遺棄とか言われたりしないだろうな・・・・」
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