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「死んでは会えなくなる…それは許せないな…」
そう言って宮をきつく抱いた。
宮の香、宮の肌、宮の黒髪、以前と同じ筈なのに日を増す毎に愛おしくなりもっと欲しくなる。
宮の顔を見つめると目線が絡み合う、わずかに開いた唇を味わいたくなる。
宮が目を軽くふせた。
男としての本能がぞわりと動き気が付けば自身の口を合わせていた。
柔らかい口内を余す事なく弄った。滑らかな舌が別の生き物のように絡み合い一体となる。どちらの舌か唾液か判らない程混ざり合えばもう他の事は考えられなくなった。
宮が欲しい………………
「………やぁ…っ…、んっ…ああっ、……ぁ…っ、ふ」
「宮の喘ぎ声……もっと聴きたい」
宮の白い躰…秘めやかな芯を中指が捉えた。
「やぁ……っ、んっん…っ、あぁっ 待っ……て、お願……」
「待たない……」
宮の香りが更に濃密に漂った。
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