二条里邸

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「小納言あなたには書いて欲しいの。わたくしが何をしてどうふるまったかを。 嘘や呪いなど関係ない本当の出来事を… この先わたくしの一族中関白家は道長様の一族に必ず負けてしまうわ。あなたの草子は道長様に対して数少ないわたくしの武器となるでしょう。」 普段はおっとりとした宮様が強く望まれた事なので小納言はおごそかな気持ちで書き続ける決意を伝えた。 「誓って必ず…書きます。」 道長様に定子様がどう戦われるのだろう?
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