再び

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昨日は結局、映画のあとご飯を食べて少し遊んでから詩織と別れた。 聞いた話しによると、詩織は20歳で近くの大学に通っているらしい。 まぁ、もう逢う事もないだろうけど…。 でも… 可愛かったなぁ…。 そんな事を思っている内に、赴任先の学校に着き校長室へと向かった。 コンコン… 校長室のドアをノックすると中から「どうぞ。」と言う、年配の男性の声が聞こえてきた。 『失礼します。』 扉を開け中に入ると、そこには机に向かい何やら仕事をしている男性がいた。 『おはようございます。本日より赴任して来ました田崎 拓人です。宜しくお願いします。』 そう言って、俺は深々と頭を下げた。 『私は校長の坂本だ。こちらこそ宜しく頼むよ。早速だが、田崎君には2年4組の副担任をお願いしたいんだが…。』 『分かりました。それで担任の先生は?』 『佐々木先生!ちょっと…。』 校長が職員室に声を掛けると「はい。何ですか?」と言いながら、佐々木先生らしき人がドアを開け入って来た。 『今日、赴任して来た田崎君だ。4組の副担任を頼んだから、色々と教えてやってくれないか。』 それを聞き、佐々木先生は俺を見てニッコリ笑った。 .
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