再び

3/6
前へ
/48ページ
次へ
佐々木先生の笑顔につられて俺も笑顔で返す。 『佐々木です。宜しく♪』 『宜しくお願いします!』 2人で校長室を後にし、ホームルームの準備をして教室へと向かった。 佐々木先生は35歳になる一児のパパだと言う事が、教室に行くまで話しをしていて分かった。 少しして2年4組の前に着くと、佐々木先生が先に教室に入り続いて俺も入った。 『はい、みんな席に着く!』 生徒達は急いで席に着いた。 『今日は…』 佐々木先生が話しをしようとした時、生徒の1人が口を開いた。 『先生ー。隣に居るのは誰ですかー?』 『今、紹介するよ!えーっと、今日からこのクラスの副担任になった、田崎先生だ。みんな虐めるなよー♪』 『田崎です。みんな宜しく♪』 『『『はーい!!』』』 生徒全体を見渡す…。 ……あれ? 席が1つ空いている。 佐々木先生に聞いてみる。 『なんだ…またアイツは遅刻か?』 また?って言うことは常習犯か? そんな会話をしていると、教室の後ろの扉がガラガラと開いた。 .
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

393人が本棚に入れています
本棚に追加