393人が本棚に入れています
本棚に追加
佐々木先生の笑顔につられて俺も笑顔で返す。
『佐々木です。宜しく♪』
『宜しくお願いします!』
2人で校長室を後にし、ホームルームの準備をして教室へと向かった。
佐々木先生は35歳になる一児のパパだと言う事が、教室に行くまで話しをしていて分かった。
少しして2年4組の前に着くと、佐々木先生が先に教室に入り続いて俺も入った。
『はい、みんな席に着く!』
生徒達は急いで席に着いた。
『今日は…』
佐々木先生が話しをしようとした時、生徒の1人が口を開いた。
『先生ー。隣に居るのは誰ですかー?』
『今、紹介するよ!えーっと、今日からこのクラスの副担任になった、田崎先生だ。みんな虐めるなよー♪』
『田崎です。みんな宜しく♪』
『『『はーい!!』』』
生徒全体を見渡す…。
……あれ?
席が1つ空いている。
佐々木先生に聞いてみる。
『なんだ…またアイツは遅刻か?』
また?って言うことは常習犯か?
そんな会話をしていると、教室の後ろの扉がガラガラと開いた。
.
最初のコメントを投稿しよう!