02―恐怖の幕開け―

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プログラム… 全国の中学3年生のクラスから 50クラスを選び 選ばれたクラスの生徒は 最後の1人になるまで 殺しあわなければならないのだ。 その1人だけが家に帰れる… 春季の兄も、晶の兄も 帰ってこなかった・・・ 両親に聞かされた言葉は 「お兄ちゃんはもう帰ってこないの」 それだけだった。 しかし、小学校の授業で プログラムのことを知った。 そのときに担任の先生が言った。 「そういえば今回は  瀬川のお兄さんのクラスが  選ばれたんだな?」 ショックで頭が真っ白になってしまった。 落込んだ春季を 晶は懸命に支えてくれた。 晶だって悲しいのは同じだ。 でも、支えてくれた。 そんな晶に春季は 恋心を抱いてしまった。 その気持ちは今でも変わらない。
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