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言うことを聞かない凛に、兵士は銃を向け、
そして2発撃った。
凛の額に穴が2つ開いたのがわかった。
凛は涙を流しながらフラフラとし、そして地面に倒れた。
すぐに凛から流れた血で小さな水溜りが出来る。
ツンと、変な臭いもする。
春季は震えた。
隣にいる理央も震えていた。
凛はかつて、リストカットをしてしまっていた。
いつも5人で笑っていてもどこかで不安を感じていて、
それが積もりに積もってしてしまったという。
それに気づいたとき、
春季ら4人は何度も凛に謝った。
凛は
「私が、弱いせいだから。
みんなのこと大好きなのに、信じられなかったの。
私こそ、ごめんね」
しかし、4人は「そうじゃない」と言い、
泣きながら謝った。
その日から凛の腕には傷は増えなくなり、
いくつか残っているけれど(一生傷というやつだ)
傷もなくなり、心から笑うようになった。
そんな凛はもう…いない・・・
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