03―ゲーム開始―

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「そうだ。神田どうしてここにいるの?」 「俺言っただろ?待ってるって。  待ってたらお前出てきてそしたら走り出すしさ。  追いかけて見つけたら殺される寸前だった。」 晶の一言で思い出した。 「そうだ!河野さん・・・・見た…?」 「あぁ。見たよ…」 「浅田さんが殺したのかな…」 「いや、別のやつだろな。  河野は首を何か紐のような物で絞められてた。  浅田はボウガンが武器だからな。」 「別の人・・・・」 つい昨日まで一緒の教室で暮らしたみんな。 今そのみんなが1人づつ死んでいく… それも、級友の手によって。 「神田、ありがとう。でも私理央を探す。  会いたいの。きっと理央震えてる・・・だから、いくね」 すると晶はニッコリとして 「俺も一緒に行くよ。その代わり玲次探しも付け加えてくれ。  俺の武器はこれなんだよ」 手に持っていたのはゲームボーイのようなものだ。 「探知機。まぁレーダーだな。  この点滅してるのが人。つまりクラスのやつらだ。  誰かはわからないが使えるぞ」 春季は慌ててデイパックを探った。 さっき見えた武器を出した。 「私は…これみたい」 手にした武器は、銃だった。 初めて持った銃はすごく重かった。 「説明書・・・ありがとう。  ブローニングか。なかなかいいな」 「そっか。  それ、神田が持ってて。私はボウガンもつ。」 晶は頷いてそのままボウガンだけを春季に渡した。 「神田」 「ん。なんだよ」 「ありがとう・・・・」 晶は笑い、そして歩き出した。 春季は晶を見失わないように、その背中を見つめて足を踏み出した。   女子5番  河野 友香     女子1番  浅田 空    ・・・・・・死亡 【残り41人】
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