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陸「よ、よう里香…久しぶりだな…」
そう陸が言うと里香はこちらに気づいたのであった。
里香「陸くん…それにお姉さんも久しぶりです。」
何故か陸と乙姫には晴紀とは違う態度をとる里香。
晴紀「里香!!何しやがる!!」
ここでやっと晴紀が痛みから解放されたのだろうか会話に入ってきた。
里香「あんたがこんなところで不謹慎なことを言うから悪いじゃないの!!」
晴紀「オレはお前とは言ってないはずだ!!」
里香「あんたの従妹って言ったら私になるじゃないのよ!!そもそも何で私が従妹なの!!従姉に決まってるでしょ!!」
晴紀「仕方がないだろ!!オレのほうが誕生日は早いんだから!!」
どんどんと話が違う方向へと流れていく二人。そこに陸が止めに入った。
陸「お前ら…そろそろ痴話喧嘩はやめてくんない…お前らよりもこっちのほうが恥ずかしいんだよ…」
里香「陸くんは黙ってなさい!!」
晴紀「そうだ!!黙ってろ!!」
そして言うと共に取っ組みあいになる二人。
陸「お前らなぁ…というか早くしないと昼休みが終わるぞ。」
そう聞くと二人はお互いに離れたのであった。
里香「そ、そういえばまだ昼食を食べてなかったね…」
晴紀「また、忘れてたなぁ。」
そう言って晴紀は頭をかいている。
陸「それより、晴紀。お前早く食堂行かないと食券買うのに長蛇の列を並ぶことになるんだぞ。」
晴紀「そ、そういえばそうだった!!先行ってるぜ、陸!!それにお姉さん!!ついでに里香も。」
晴紀は颯爽と食堂へと向かっていった。
里香「何で私がついで扱いなのよ!!」
晴紀の走っていった先を見ながら叫んでいる里香。
陸「…………姉さん、オレ達も行こうか。」
乙姫「そ、そうね」
そして陸、乙姫、里香の3人も食堂へと向かって行くのであった。
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