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棗『ここどこだろ…??』
棗は白と黒でくっきり分かれた場所に立っていた。
??・??『『ここは君の魔眼の中だ(です)』』
謎の人物達が棗の両脇にいつの間にかたっていた。
??『我は大罪の一つ…憤怒を司る悪魔サタンなり』
??『私は大罪に対をなす美徳の一つ…勇気を司るサマエルです』
黒い方にサタン、白い方にサマエルが立っていた。
棗『やっぱり【美悪の瞳】だったんだ…』
左目を抑えながら呟く。
サマエル『貴方がこの魔眼のことを知ると私達に会うことができるようにしました』
サタン『貴公に我ら悪魔と天使の力を与えるために…』
棗『そっか…一つ聞きたいんだけど…僕が幼い頃一族全員が殺されたのはこれのせいなの…?』
サタン『そうだ。さらにいうと…貴公の存在魔力も関係している…貴公の存在魔力は人間の領域を遥かにこした魔力量なのだ…』
サマエル『私はあの時貴方だけでも助けなければならなかった…なので一時的に…サタンの憤怒を使い…魔族を殺しました…』
棗『…………』
棗は下を向いたまま黙って話を聞いていた。
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