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棗『…そう…僕のせいだったんだ…』 サマエル『貴方のお父さんとお母さんの遺言がありますが聞きますか?』 棗『聞きたいです…』 サタン『父上からの遺言だ。「お前の力は強大だ…力に呑まれるな。お前の力は…世界中の人達…かけがえのない人達のために使って欲しい…」』 サマエル『お母さんからの遺言は…「……本当ならこんなことさせたくない…けど貴方しか出きない…強くなって…世界を救って…私達はいつでも貴方を見守っている…愛しい子…棗」』 棗『…そっか…』 サタン『泣かないのだな…』 棗『うん…。ホントの両親は龍さんに会って初めて知ったんだ…だけどピンとこない…悲しいって感じはする…僕は育ててくれた両親が…ホントの親だって今でも思ってるんだ………ホントの両親の事は今まで受け入れようとしなかった…けど…今回のを聞いて…いきなりは無理だけど少しずつ受け入れようと思ってる…だからホントの両親の意志は受け継いで…この力で世界を救いたい…』 左手を前にだし拳を力強く握る。
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