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サマエル『最後にもう1度確認します…本当によろしいのですね?』 棗『うん…』 深く頷くと今まで棗を見ていなかったサマエルとサタンが棗の方を向く。 棗はそのまま白と黒の境目の方を見たまま立っていた。 サマエル『我が与えるのは…天使の力【勇気】』 サタン『我が与えるのは…悪魔の力【憤怒】』 二人がそういうと棗の肩に手を置く。 棗『うっ…!?』 肩に手を置かれた瞬間左目に痛みが走る。 次第にその痛みが激痛へと変わる。 棗『あぁあああぁあぁ!!!!?』 あまりにも痛みが酷く左目を抑え地面に倒れ込む。 サマエル『貴方に力を渡しました。あとは力が体に馴染むのを待つだけです…』 棗『くっ……うぅ…はぁ…はぁ…ぁぁ…』 激痛が少しずつ和らいで行く。 サタン『馴染んだようだな…』 棗『ハァ…ハァ…』 痛みが無くなりゆっくりと立ち上がる。 体全体に大量の汗が出ていた。
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