ガラスの心

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全員が見つかり、もうすぐ日が暮れるということもあって、何人かは帰っていった。 「おなかすいたー」 「門限があってさ」 「また明日遊ぼうぜ」 「クモンにいかなきゃ」 タクヤはなんで蜘蛛(クモ)を取りにに行かなければならないのか分からなかったけどアキオ君の顔があまりにもせっぱつまってそうだったのでBYE-BYEした。 きっとアキオ君はかくれんぼよりも蜘蛛の方が好きなんだろうと思った。 クモンはもちろん公文塾のことだけど、タクヤはそんなこと知らない。
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