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逃げた月
てくてくてくてく
僕は歩く.
僕の横には
真ん丸お月様.
ぱたぱたぱたぱた
僕は走る.
僕の横には
細い細いお月様.
僕は息があがる.
ねぇお月様?
僕の隣には
お月様が
何も言わなくても
いつも居てくれた.
僕はその事を忘れて
聞いてしまったんだ.
ねぇお月様?
「お月様は疲れないの?」
お月様は隠れた.
僕は
聞かなくても良い事を
聞いてしまったんだ.
ごめんね.
お月様.
でもね僕は
お月様が必要なんだ.
必要だから、
疲れて欲しくなかったんだ
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