吸血鬼御乱心の巻

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ハァ……結局たいしたことは分かんなかったな…。 ただいまユーリの自室に向ってます。 書庫に行って色々調べてみたけど、ユーリの状況に当てはまる病状は無かったよ。 コンコン… ガチャ 「あ、スマ…」 Σうわっ、アッシュ君、看病に疲れたお母さんみたいな顔してる(汗) 「アッシュ君、ユーリの様子はどう?」 「…………なんか…死んだみたいに寝てるっス」 そんな悲しみ一杯な顔で言わないでよ❗ 縁起悪いなぁ(汗) 「ただ寝てるだけでしょ? きっとユーリ、疲れてるんだよ。 目を覚ませば元気一杯になってるよ❗」 「だと良いっスけど……」 ……困ったな。こりゃ完全に自分を責めてるよ。 別にユーリが体調不良で倒れたのはユーリが自分で体調管理出来なかったからなのに……。 「アッシュ君、そんな落ち込んでても仕方ないよ。 ……そうだ❗ユーリが起きた時の為になんか体の暖まる物でも作ったら?」 「………そうっスね。じゃあスマ、ユーリについてて下さい。 俺台所に…」 ガシッ 「え?」 「………ぁ……シュ…」 なんと❗ユーリが突然起きてアッシュ君の手首を掴んだよ❗ 「ユーリ❗気が付いたっスか⁉」 「……………ろ…」 「え?なんっスか?」 「…………わ……せろ…」 「なんっスか?よく聞こえないっスよ」 そう言って、ユーリに顔を近付けるアッシュ君。 ………あのさ…、ユーリなんか様子が変なんだけど…、うっすら開いた目に“正気”とゆうものが見えないんだけど…… 「ねぇ、アッシュく「くわせろ」
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