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幻想神話世界アシュリラーナ (過去の戦争時代)
…カツン…カツン…カツン……
誰かが廊下を歩くような足音が響く
…カツン…カツン…カツン……
闇の中足音の主は、まっすぐ歩いて行く、
カツン…カツン…カツン…タッ…
足音が止まる
???「ようこそ 勇者サイよ 我が城へ」
闇の中誰かの声が響き渡る、酷くおぞましい声だ 足跡の主は声のする方に顔を上げる
サイ「………」
闇はサイの返事が返って来ないのを予想していたのか また話始める
???「よくぞ、我がお前の下に使わした『魔』を打ち払い我が元に参った」
サイ「……ここまで苦労したぞ……その苦労が分かるなら……明かりぐらいつけてくれても…良いだろ?」
闇にサイの優しき、何処か自信に満ちた声が響く
???「そうだなぁ……最後にお前を消し去る前に、互いの顔くらい見て置かなくてはなぁ………、お前も自分を消し去った相手くらい覚えて逝きたいよなぁ」
声には少しあざ笑うような感じがした、そして闇の中に、いくつかの不気味な光を放つ球体が現れ始め。その球体の光のおかげで闇の中で、会話をしていた者達の姿が分かった。
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