早く気付け!

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目覚ましの激しい音で目が覚める靖史。 「何か昨日はおかしな夢をみたなぁ…。」 いつも通り洗面所へ行き鼻歌を歌い歯を磨く靖史。 「はぁ…今日はいい事あるかなぁ?」 ふと時計を見ると出社の時刻に近づいてた。 「はっ…急がないと遅刻しちまう。」 靖史は駅まで走った。 駅の売店で新聞を購入しホームで読んでると一人の女性が話かけてきた。 「あっ…あのぉ…おはようございます…。」 一言を残し女性は恥ずかしそうに逃げて行った。 靖史は不思議に思った。 「なっ…何なんだ?まぁいいや!それにしても美人な人だったな😌」 靖史は電車に乗った。 車中で女性の視線が靖史に集中している。 (心の声)『なっ…何なんだ?女の人がすげぇ俺を見てるよ…あの人もあの人もあの人も!』 靖史は夢をみてるのだと思い自分のホッペタを抓ってみた。 「イタッ!」 夢ではない事に気が付いた靖史。 次にズボンのチャックを調べてみた。 「開いてない。では一体何なんだ?」 会社近くの駅で降りいつものように会社へ向かう。 会社へ着きいつも通り仕事をしてると周りの女性社員がヒソヒソと話をしている。 (心の声)『なっ…何なんだよ…すげぇ気になるなぁ…。俺が昨日フラれたって話してんのかな?』 ふと女性社員に目を向けるとみんな目をそらす。 (心の声)『気になるなぁ…こんなんじゃ仕事にも身が入らないよ。』 そんなこんなで昼休み。 「はぁ…今日は何を食べようかな?」 と考えてると一人の女性社員が話かけてきた。 「あっ…あのぉ…一緒にお昼食べませんか?」 靖史は驚いた。 何故なら声をかけてきたのは靖史の会社で1,2位を争う美女の伊藤麻美(イトウマミ)だったからだ。 靖史は緊張して言った。 「えっ…はぁ…あのぉ…まぁ…その…俺なんかでもちゃったらいいでぬよ〓」 麻美はうれしそうに微笑み…。 「よかった。先約がいたらどうしようと思ったから。じゃっ行きましょ!」 そのまま二人は会社近くのレストランでお昼ご飯を…。 ご飯を食べ終わり靖史は会社での女性社員の態度を不思議に思い聞いた。 「あっ…あのさ…なっ…何か俺おかしいの?」 麻美は不思議そうに聞き返した。 「何で?」 靖史は会社での出来事を話した。 麻美は少し照れながら言った。 「だって…かっこいいから…。」 靖史はかなり不思議に思い言った。 「かっ…かっこいい?どこがぁ?俺よりかっこいい人たくさんいるじゃん!」
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