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今日も一日が始まった。
朝起きてからやることは同じ。
しかし昨日の靖史と今日の靖史は違う。
「さぁ今日も1日が始まったぞ!」
そんな事を言いながら無意味にボディービルのポージングをする靖史。
ただし靖史は貧相な体をしている。
「さて…今日はバッチリ決めてくか!」
髪を綺麗にセットしいつもより丹念に歯を磨く。
「さぁ行くか!」
いつものように駅まで走り売店で新聞を購入そして電車に乗り会社へ。
やはり車中では女性の視線が気になる。
(心の声)『やはりまだ慣れないなぁ…。』
会社近くの駅で降り会社へ向かう。
道中に麻美と会う。
麻美は笑顔で挨拶してきた。
「田中さんおはょ。」
靖史は少し緊張しながら挨拶をする。
「おはよう伊藤さん。」
二人は挨拶を交わし一緒に出社した。
麻美は少し照れながら言った。
「あのさ田中さん…私の事どう思う?」
いきなりの事で靖史はびっくりして変な返事をした…。
「どうって?ビジョンじゃない?」
麻美は意味が解らず聞き返した。
「ビジョン??」
靖史は少し緊張をほぐす為に深呼吸をした。
「美人だと思うよ。」
今度はちゃんと言えた靖史。
麻美はかなり照れて顔が真っ赤になっている。
「田中さん恥ずかしいですょ。」
靖史はここぞとばかりに一歩踏み出した。
「伊藤さん…今夜暇かな?」
靖史にとってかなりの一歩だった。
麻美は少し照れながら言った。
「はぃ。」
靖史は心臓が口から飛び出そうになりながら言った。
「よかったら…ここここっ…今夜いいいいっ…一緒にしょしょしょしょ…食事にでもどどど…どうかな?」
かなり踏み込んだ靖史。
麻美は少し照れながら言った。
「もちろん。断る理由なんてありませんよ。」
靖史は今までに見たことのないガッツポーズをした。
「じゃあ、今夜7時位に駅前で待ち合わせでいいかな?」
麻美は少し照れながらうなずいた。
そして仕事場へ行き仕事をする靖史。
昼休み…。
そして仕事が終了した。
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