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そして…
恵理とって最悪な事態となった。
結城「うわぁぁぁぁーーッ!!」
結城は自分の叫び声で恵理の声はまったく耳に入らないままそのまま、ルークとナイトに斬りかかった。
刀を上に掲げたまま、いわゆる剣道で言えば上段の構えだった。
ちなみに上段の構えは初心者でも上級者でもそう簡単にできる構えではない。
上段の構えの意味を知るものがする構えなのだ。
ナイト「ハハハッ!!俺たちが圧されているとでも思ったかっ!」
ルーク「お前は先ほどの戦闘でどういう動きするかわかってんだよっ!!」
どうやら、ルークとナイトは先ほどの戦いで二人の動きをどういうものかしりながら戦っていたようだ。
ナイト「お前はただの一人で突っ込む奴だな…死にな!!」
結城「ーーーッ!?」
ナイトは姿勢を低くして結城のひと振りを避け、その体制のまま結城の懐に入った。
恵理「ゆ、ゆうきぃぃぃい!!!!」
目の前で友達が斬られる瞬間を前に恵理が泣きながら叫んだ。
そして…
ズシャァァァァァア!!!
ナイトが刀を斬りあげた同時に結城の胴体が縦に半分斬り裂かれた。
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