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拓馬「それより、執行人は!?」
一番大事なことに気がついた拓馬はあたりを見回した。
どうやら気配や殺気も感じられない。
穂乃香「七原里奈はもうこの出てこないよ…。七原里奈はまた必ず私を狙ってくる…。」
拓馬「大丈夫か?」
穂乃香「うん。平気…必ず七原里奈は私が倒すから!」
強く言い張った穂乃香の姿、眼がその覚悟を示していた。
拓馬は何も言い出せず後ろに下がった。
拓馬「俺は今から、恵理先輩達の救援に向かう。穂乃香は大紀先輩達を頼む!」
穂乃香「うん。任せて。拓馬…恵理先輩達を必ず助けてよね!?」
拓馬は前を向いて手を上げた
拓馬「任せろ!!」
拓馬はそう言って食堂から校舎に向けて走っていた。
穂乃香は拓馬の後ろ姿をみて祈った。
…拓馬と恵理先輩が必ず無事でありますように…と。
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