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《北館:二階教室2ー5》
ここでは、ルークとナイトを相手にし未だ苦戦していた、恵理と結城が交戦中だった。
恵理「はぁ…はぁ…」
結城「はぁ…はぁ…恵理、大丈夫…?」
二人は相当息があがっている。
普段は剣道で力をつけ体力も十分あるが、
殺し合いになると、緊張と恐怖感によってすぐに体力を消耗してしまう。
恵理「私は大丈夫だよ…んっ!」
急に恵理が腰を下ろし倒れる。
それをみた結城は急いで駆け寄った。
結城「恵理!!」
どうやら、恵理は何度も何度も戦い続けたせいか体中に斬られた跡や袴に血が付着していた。
もちろん恵理だけではない、結城もみると袴が斬られたり、そこから血が流れていたりしていた。
恵理「大丈夫…だよ…。私…絶対に倒れないから…全国行くまで…絶対に…。」
言葉が途切れ途切れになりながらも恵理はゆっくりと立ち上がった。
ルーク「そろそろ…終わりしようや?なんべんやっても一緒だ。」
ナイト「ガキはガキで夢も叶わずに死ぬのが似合ってるぜ!」
結城「ウルサい!あんた達なんかに私たちの夢をバカにしないで!」
恵理「私たちは…将馬達が叶えられなかった夢を…私たち剣道部が叶えさせるんだから!」
二人はもう一度刀を構え直し、大人達を睨みつけた。
ナイト「これで…チェックメイトしてやるよ…。」
ルーク「まぁ…安心しろ、死んでいった仲間達のとこへ連れっててやるよ!」
両者二人とも、襲いかかり怒りを放つ恵理と結城は怒りを相手にぶつけた。
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