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貴史の説明は続いた。
貴史「あなた達、部員27名は私達が用意した。人たちと27名同士のチェスゲームをやってもらいます。ルールは簡単♪チェスをやっている人はわかりますが…、あなた達の勝利条件は1ゲームで決められたキングとクイーンを殺してください。」
すると、軍人の二人がホワイトボードに勝利条件と敗北条件を書き出した。
部員達全員はホワイトボードに注目した。
―勝利条件―
政府が用意した大人達の27名のキングとクイーン両方を殺害。
―敗北条件―
部員達のキングとクイーンの両方が殺害され場合。
貴史「これが、あなた達の勝利と敗北条件です!」
そして、また軍人の二人は完全勝利条件と完全敗北条件を書き出した。
―完全敗北条件―
部員達のキングとクイーン30名の全員殺害。
―完全勝利条件―
大人達のキングとクイーンの30名完全殺害。
貴史「わかりましたか?もし君たちのキングとクイーン30名が全員殺害された場合…あなた達の負けです。そして、あなた達が大人達のキングとクイーン30名を殺害した場合…あなた達の勝利です。」
部員達はただホワイトボードを見て驚いているだけだった。
主将である将真と副主将である終夜も手も足も出なかった。
一輝『なんだよ…こんな法律、いつできたんだよ…。』
一輝は心の中でそう思っていた。
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