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結城「え…りぃ…?」
途切れ途切れだが、結城が確かに恵理の名前を呼んでいる。
恵理は涙を流しながら、何回も頷いた。
結城「死ぬ…まえ…に…え…りぃ…の顔…みれ…て…うれ…しぃ…よ…。」
しゃべる事ができないのに結城は微かに息をしながら恵理伝えたい事おもっいきり言った。
恵理は顔に触れている結城の手を握りしめながら結城を見つめている。
よくみると手は汗が流れ豆が手のひらにいくつも出来ていた。
結城は部活の練習毎日のように汗を流しながらや、毎日豆ができるぐらい練習をしてきた。
恵理「私達…ずっと…友達…だよっ!」
それを聞いて結城は嬉しさのあまりに笑顔になり涙を流す。
結城「えりぃ…私…て…天…国と…地…獄どっ…ちかな…?」
恵理の顔見ながら結城は不安そうな顔になった。
そして恵理は結城の両手つかみ取り握りしめた。
恵理「結城が…どっちに行ったって…私は天国でも…地獄にでも…私は必ず…そばにいるから
…絶対に結城を一人にさせないから…!」
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