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結城「え…えりぃ…あり…が…と…」
結城は恵理の最後の言葉を聞き満弁の笑顔をみせ、眼を閉じた。
恵理は最後まで、結城の笑顔を見送った。
ー今までありがとうは言わないよ?
常に私は結城のそばにいる…。
天国に行っても、地獄に行っても…
私達の友達の糸はどんなに遠く離れても消してちぎれない…。
結城…私もすぐにそっちに行くから…。
結城の仇…必ず取るから!ー
心の中で、結城に問いかける。
私の声が聞こえていなくてもいい。
聞こえなくても、私の言った言葉は必ず結城に届くはず。
恵理は結城の手を胸に当てそっと結城の胸に置いた。
ナイト「よっしゃぁ!一つ倒したぜぇ!
しっかしきったねぇ~血だなぁ…うっわとれねぇ。」
ピクッと恵理の耳が大きく反応した。
ルーク「最後見ました?喉斬られたってのに…まだ喋る元気があるなんて、さっさと死ねばいいのに…。」
ルークの最後の言葉を聞き、恵理はブチキレた。
恵理「…私の友達を…バカにしないで…。」
恵理は自分の刀を捨て、結城の手に持っていた。刀を握りしめた。
持つと、今まで握っていた結城の感触や暖かさが残っていた。
ルーク「あ"ぁ"?バカなのはそいつだろ?
自分から死ににきたようなもんだろ」
ナイト「バカはなにも考えずにただ一人で突っ込むようになるんだよ!」
ナイトとルークは恵理をみてケラケラと笑っている。
ナイトとルークの顔を見ていると今にも殺したいような表情を恵理はなっていた。
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