688人が本棚に入れています
本棚に追加
里奈「しかし、手術の途中に大変なことが起きたの…
それなんだかわかるかな?」
穂乃香「血が足りなかった…?」
里奈「あはっ…あははははっ!!そうだよ?正解!!私に輸血する血が足りなかったの!!」
穂乃香が答えた瞬間、嬉そうに笑顔で笑い出した
いきなり始まった自分の過去なのに里奈はためらいもなく笑っている
里奈「そこで、病院の人達はどうしたと思う?…よく考えたらその時の時間は夜中の深夜2時!手術を開始してから12時間もたっていたんだよ?
輸血したい血はもうなかったんだよ…
だから政府は機密として、当時まだ公開されていない新たな医療技術で実験していた新しい血を使って輸血しようと決めたの!」
…?
なんだろう、今さっきの言葉の中に悲しさがあったような気がした
…しかし里奈の顔を見ると笑っている
聞き間違いだろうか?
穂乃香「医療技術で実験していた新しい血…?」
今のこの時代確かに日本は急激な文明の発達を遂げた。
新しい電化製品
ゲームや遊び。ビルの建設。今じゃどの県にも東京のような大きなビルが建っている
里奈「結果。私に輸血にした新しい血は混ざり、足りた…
でも!異変は混ざった瞬間に起きた。
それは新しい血と元の血が混ざり突然赤だったのが黒に変色したんだよ?」
新しい血がどんな血かは見たことないが、医療技術で実験していた血を使うなんてまずは有り得ない。
穂乃香は段々気分が悪くなってきた
最初のコメントを投稿しよう!