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斬った。
手応えはあった
二度も七原 里奈の攻撃を退け、穂乃香のカウンターが見事に決まった。
しかし…
里奈「…ふふ…ふふふ…!」
穂乃香「!?」
里奈は喜んでいる。突然、笑い出し体が斬られたというのに何故か里奈は怯まず泣かず、痛まず、苦しまず笑って平然と立っている。
沢山の黒い血を流しながら
さすがの穂乃香もこれには寒気がする
穂乃香「あなた…どうかしてる!
なんで、斬られたっていうのに喜んで笑ってるの!?
人間じゃない…!!」
里奈の笑い声が消えた。
静まり返った辺りは風がさっきより冷たく感じる
里奈「強くなったね…穂乃香ちゃん。
やっぱり…女の子を二人殺して正解だったよ」
穂乃香「っ!!正解…?何がそんなに嬉しいの!?」
まるで穂乃香を挑発させているような口振り
しかし穂乃香は消してそんな事では動じない
もうすでに体感し泣いた。
今やるのはこいつを倒すこと それしか頭にない
里奈「やっぱり…穂乃香ちゃんを選んで正解だったよ!
でもね…?私は神様の為にも、あなたは必ず私が葬ってあげる!
だから…私はまだまだ動くよ?」
タッ…!
な…!!ヤバい!!
突然、里奈が着ていた鼠色のコートを穂乃香に投げつけ視界を隠した。
顔に見事被ったコートはすぐに脱ぎ捨て視界を取り戻した。
里奈はすでに目の前まで来ていた
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