688人が本棚に入れています
本棚に追加
穂乃香「っ…七原…!」
斬られたのは右肩。傷は深くはないが、着ていた服が裂かれ血が出ている
悔しさに紛れて穂乃香は怒鳴るように小さく吐いた
里奈「浅かったか…、でも残念だったね!もっと自分の相手を理解しなくちゃ!私…執行人だよ?しかも今日連れてこられた5人の中で二番目に強いんだから!」
…に、二番目っ!?
穂乃香はやっと自分が相手をしている執行人の強さを今初めてしった。
ーーーー絶望…
それが、穂乃香の心を痛めつける。
穂乃香「二番目…ね…それがどうしたの?
実際あなたは私に何度も血を流した
今更あんたの強さを知っても意味がない!!」
ちょっと強気な気持ちで穂乃香が言った。
本当は怖い
人が恐れるなんてあるはずがない
でもここで怖がっていたら今戦っている意味がない
本当の強さ
本当の気持ち
これがいまの穂乃香だ
里奈「それはどうかな?…確かに私はおねぇちゃんに今負けている…
でも、まだまだこれからだよ!」
ーーーー二番目に強い執行人 七原 里奈
彼女は何度も人を殺した
囚人 犯罪者 未成年犯罪者
100を数えるほどの殺人歴
これが彼女の強さ
それをまだ穂乃香は理解していない
最初のコメントを投稿しよう!