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里奈が刀を突き刺すようにゆっくりと構えた。
里奈「私は…神様と一緒についていく。たとえ、それが神様に操られてもね!!」
もう…何を言っても無駄だ
最初から分かっていたこと
七原 里奈に大切という言葉を捨てている
人は簡単に変わってしまうんだ。
拓馬みたいにーーー。
穂乃香「そう…なら私は、可哀想なあなたをここで人生を終わらすしかないね!!」
同情なんかじゃない。
ただ、七原 里奈が自分を捨てた時からここまで歩んできた道をただ…止めたいからだ
仇とか、そういうんじゃないんだ
七原 里奈は多分過去の自分が嫌だったのだろう
里奈「可哀想?私が?
何を言ってるのかな!?
私はもう誰にも同情なんてされたくないんだよ!!」
タッ…
里奈が刀を突き出しながら、穂乃香に向かって走り出した。
穂乃香「嘘に決まってる!!同情なんて、いらないなんて嘘!いられないならなんであなたは柳沢と一緒にいる!?」
里奈「!?」
里奈が一瞬動揺した。
ギィンッ!!
ギギギ…と刀と刀の削りあいのような音をたて穂乃香が受け止める。
穂乃香「神様!神様!って!様をつけているって事は柳沢に同情されたいからでしょ!?見てほしいからでしょ!?」
ガン!!
穂乃香が叫びながら里奈の刀を突き飛ばし、斬りかかった
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