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サイドステップで斬りかかってくる穂乃香の刀を素早く避け、里奈は左手で穂乃香の首を掴みあげた
里奈「違う!!神様はあんたやあいつらと違うんだよ!!
神様は本当に私を頼りにしてくれている!!」
ぐ…くるしぃ…!!
首もとを力いっぱい左手で締められているため、両手に力が入らない。
穂乃香「本当に…ぐっ…そう…?」
里奈「!?」
苦しそうに喋る穂乃香の言葉を聞いて里奈が歯を食いしばった。
穂乃香「じゃあ、なんで…あなたは…私に近づいたの…?
友達になりたいとか言っていたのは…誰!?」
里奈「!?」
里奈は言葉を聞いて怒り穂乃香は右側におもっきり投げ飛ばした。
ガシャ…!!
内側にセットされているフェンスに叩きつけられ、穂乃香は地面に倒れた。
穂乃香「けほ!…けほけほ…!」
首もとをさすりながら、穂乃香はゆっくりと立ち上がった。
里奈「顔を傷つけたあんたはもう友達になりたくない!!
所詮女の子もあいつらと一緒だ!!」
友達。
彼女にも昔は友達がいた
最初から一人ではない
人間誰だってそうだ
親がいれば、一人じゃない
生きていく中人間は必ず一人じゃないんだ。
七原 里奈は身長が低く、当時二年生の間は可愛く人気のある女の子だった
剣道は地方一とも呼ばれる少女は
周りの剣道の男子から嫌な目で見られていた
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