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『後あのエピソード好きなんです♪ピアスの!最愛の人と片方ずつにしてお揃いってやつ‼最初女くせぇとか思ったけどでもjyulowを支えてくれた人とのお揃いって聞いて、指輪とかのお揃とかより他の人には絶対解んないしシンプルでいいな~って!』
『じゃあ最愛の人が現れたらピアス半分こしなきゃだね♪』
髪を切りながらも話はずっと途切れない。
この子は本当にjyulowが好きなんだ…
『いや、その真似はしませんよ!それはjyulowだからかっこいいし…俺は…俺らしいなにか別なの探します♪』
『…かっこいい~♪』
まだ15才かそこらなのにそういう事男の子も考えるんだ…
『あれ、お姉さんのピアス、jyulowのに似てません?』
『え?あ、コレ?』
鏡ごしに彼は私の耳を見てそう言った。
『実は彼見ててこのピアスかわいいな~って…探してまくって似たの見つけたから買っちゃったんだ♪』
『いいっスよね!シンプルだしjyulowにもすごい似合ってて‼』
結局私たちは会計をする最後まで彼の話で盛り上がった。
『jyulowヘア似合ってるよ♪』
『まじスか⁉うわ~すげ嬉しい!また今度もお姉さんに切ってもらいたいです‼』
『まじっス♪ありがとう♪いつでも待ってるね、気をつけて帰ってね♪…ありがとうございました』
またウィーーンと自動ドアは音を立てて小さなjyulowを外に解き放った。
yearning for…
…への憧れ
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