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な~んてもちろん冗談なんだけどさ…
きよのパパは殺気出しまくりでグラサンごしに俺を睨み付けた。
怖いから‼そのでかい図体で無愛想な面、無言で睨み付けんなよ‼
『あーちゃんには絶対きよやんない…』
『冗談に決まってんだろ、阿呆‼💦』
そんな俺らを見てクスクス笑いながら奥さんはきよに話しかけてた。
『きよー、パパとママお出かけしてくるからその間お利口さんして待ってられる?』
『うん‼』
『あーちゃんの言う事ちゃんと聞いてね?困らせる事しないんだよ』
『うん‼きよ、あーやんとおるしゅばんしてゆ‼パーパー♪バーバイ✋』
『バっ…』
あ、きよからバイバイ言われてショック受けてるよこの親父。
『あーやん、抱っこー❤』
『はいよ~❤…よいしょ~❤』
『きゃはー✨』
きよはめっちゃ会う頻度が高いわけでもないのに俺に超懐いてくれてる。
預かってて『パパママどこ』とかグズられた事もない。
『あーちゃん、本当ごめんね、よろしくお願いします💦』
『はいよ~ごゆっくり✋』
『パーパ、マーマ、バーバイ~✋』
『…きよ…』
『ほら何凹んでるの!時間ないんだからさっさっと歩く‼』
奥さんに急かされながら清は店を出ていった。
『あーやん、あのねー』
『ん~?』
ここからは腕の中の清の大事なお姫様とおしゃべりタイム❤
『きよね、あーやんしゅきだけどーパパはだーいしゅきなのー❤んふふ❤』
あ~…これ聞いたら清デレデレなるわ…
本人の前では言わずに落としまくるきよちゃん、お前その歳ですでに小悪魔ちゃんか?
なんだかんだとちゃあんと愛娘にも愛されてるんだから羨ましいよ…
俺もまじ結婚考えようかな~
『でもママがいっちばんだーいしゅきなのー❤』
あ、流石の清十郎様も奥様には勝てなかったか😁
beloved
最愛の人
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