赤の従者

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「リリが町を散歩したいとな?」 王様、リリの父親であるモンテハワードは悩んだ。 目の前にはツバキ。 「ふむ・・・よかろう。もちろん、お前がついて行くのだろう?」 「はい」 「そうだよな。そのためにお前をリリにつけたんだ。だが条件がある」 「わかっております」 ツバキは真剣な眼差しを王にむけた。 ゆるぎない決意の瞳。 王は黙って頷き 「リリを頼んだ」 そう言って自室に戻った。 一人残されたツバキ。 「リリ様は必ず・・・・」 ________________僕が守る。
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