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「あっちぃー…」
山の中で、高杉晋作は太陽の日差しをジリジリ浴びながら歩いていた。
「どこにあんだよ…」
彼はある集落を探しているのだが、一向に見つからない。
その集落は、あの強くて有名な高田の忍の一族の集落だ。
見付かりにくい所にあるらしい。
彼は、依頼をする為に自ら遥々やって来たのだ。
この道で合っているはずなのになぁ…。
日差しにいい加減苛々とし始めたとき、ふもとに民家があるのに気付いた。
「見つけた!」
先程の苛々は吹き飛び、高杉は勢い良く駆けて行った。
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