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「ともちゃん…どういうこと?それじゃあかくれんぼにならないじゃない…」
カオリも歩み寄ってきた。
『隠れるのはお兄ちゃん達じゃなくて…身体なんだ。』
生徒達がまたざわつき始める…
「もうちょっと詳しく教えてくれるかな?そうしないとお兄ちゃん達も遊んであげられないんだ。」
ともちゃんは本当に遊んでくれるとわかったのが嬉しかったのか、にっこりと笑って続きを話し始めた…
『隠れてるのは身体の一部なんだ。それで、お兄ちゃん達にはそれを一人1つずつ探して欲しいの!!お兄ちゃん達は丁度30人だから身体は30個に分けておくね!!』
ともちゃんの顔はウキウキしている…
自分がどれほど恐ろしいことを言っているのか認識していないようだ…。
「とっ…ともちゃん?じゃあお姉ちゃん達は身体を探せばいいの?」
『うんっ!!』
ともちゃんのテンションは上がったままだ…
生徒達はまだ状況が理解できず、一様に首を傾げている。
生徒達の困惑も貴にせず、ともちゃんは説明を続けた…
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