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小さな願い
置いていかないで
そんな願いは口に出せなくて
待って置いていかないで
そんな想いは君に届かなくて
苦し紛れに謳う詩
ただ空に向かうだけで
誰として 触れようとしない
悲しくて 涙零れ落ちても
隣には誰も居てくれなくて
硬く閉ざした扉を見上げ
今日もまた自分を押し込め続ける
果てしなく遠い光を
いつまで追い続けたらいいの?
やっと掴みかけた光は
音もなく消えてしまったのに
静かに流れる涙
誰かが気にとめる訳じゃない
ただ自分のしたことに
絶望しただけなの
苦し紛れに謳う詩を
すくいあげたなら
今までの自分をも
受け止めてくれないかな…?
過去と今の自分が
例え違うとしても
全てが私だと言って
優しく微笑んでほしい
そんな小さな願い
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