眠り

1/1
前へ
/32ページ
次へ

眠り

  毎日の息苦しさに瞳をあけ 乱れていく身(からだ)を締め付ける空 この世(せかい)は残酷で 失墜の中で戸惑い続けるの 殻の中の己(じぶん)は空気でさえ拒む 喘ぐように掴み取るように この世界に散る 花になる 空を舞う蝶 花は散るの そして蝶も動けなくなる それはアナタとワタシみたいね 双(ふたり)の関係は仕組まれているの 神が決めたか ただの記憶なのか それは誰も解らないまま  
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加