― 竜 ―
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きずいたら 歩いていた。 宛てもなく 行く場所もなく ただ歩きつづけた。 そこで君を見つけた。 黄金に光輝く竜を。 君は僕と同じだった。 君は泣いていた。 目からこぼれるものはなかった けれど 僕にはわかった。 心が 体が 寂しい。悲しい。 と叫んでいることが 僕の腕の中に入るほどの 小さな体で 小さく、とても小さく。 鳴いた。 君は僕のために 僕は君のために ここに――あり続ける
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